約 3,584,327 件
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/2525.html
【登録タグ R むちゃP 曲 櫻歌ミコ】 作詞:むちゃP 作曲:むちゃP 編曲:むちゃP 唄:櫻歌ミコ 曲紹介 ♡ みこみこおたんじょうびおめでとう ♡ みここんぴ2「おおかみとものがたり」収録曲。 歌詞 物心ついた頃から 遊び相手はペンとノート どこまでも広がっていく 空想の断片(かけら)を描き続けてた やがて私は歳を取り 多くの悲しいお話を知って 救われない登場人物(キャラクター)に 透明の涙 流した " you know what ? " 「ペンは 剣より 強いのよ」 ママが教えてくれたこと そうよ、確かにそう! この筆は誰かを救えるはずだわ 悲しい物語は見たくない(!)と ノートを開いたRewriter 書き換えられたストーリーは 丸い地球に広がって きっと誰かの宝物になる 誰かのためなんかじゃない これは私のエゴイズム 神様になりたいんじゃなく 救世主になりたいんじゃなく 私はただ幸せな終わりだけを見たいの 孤独な少女や嫌われ者の怪物 誰にも愛されず死んでいった魔女 離れ離れの恋人 捨てられた子犬 そんなみんなからのサイン 聴こえた気がしたから 全ての者たちを救いたい(!)と ノートを開いたRewriter 書き換えられたストーリーは 大きな宇宙に広がって きっと誰かの宝物になる 物心ついた頃から 遊び相手はペンとノート あの頃の自分に向けて 私はずっと書き続けている 「ペンは剣より強いのよ」 ママが教えてくれたから 君が笑顔になる その時まで この腕は動き続けるはずだわ 悲しい物語は見たくない(!)と ノートを開いたRewriter 全ての者たちを救いたい(!)と ノートを開いたRewriter 書き換えられたストーリーは 全ての世界に広がって きっと誰かの きっとあなたの きっと私の宝物になる コメント めちゃくちゃ好きな曲です -- るらるら (2014-08-22 12 22 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/298.html
○日本 人工島 “ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『医務室』 勢い良く上体を起こし、 キョロキョロと辺りを見回す。 「なんだここ?ベッド?ホテル?病院?」 「試合は????」 そう、困惑する者…。曰く、 “猪突猛進の突撃隊長”“猪武者”。 その名…。「石風 刀剣(いしかぜ そーど)」。 何が何だか解らぬようだったので…。 隣のベッドに座るオールバックの男。 “大蛇(おろち)流のデンジャラスライオン”。 その名。「カロ籐清登(かろとう きよと)」が、 刀剣にこう言う。 「あんた、負けたぜ。」 ハッとし。 それを理解し。 間髪おかず。こう答える刀剣。 「ま、まじかぁ……。」 カロ籐は続ける。 「あんたよ。」 「あのタックル。」 「何か迷ったんじゃないかい?」 刀剣。 「敗北から立ち上がるのもヒーローの…って、お、おう。」 「解るんスか?ちょっと間合いが甘い気が一瞬したんスよ。」 カロ籐。 「それが無けりゃあ、勝ったのはあんただったかもな。」 刀剣。 「ハハ…。優しいんスね。あんた。」 カロ籐。 「あんたじゃあない。」 「『カロ籐』だ。」 刀剣。 「俺は『刀剣』ッス。」 カロ籐。 「お互い負けちまったが。」 「行く末を見届けようぜ。」 「次そいつに『勝つ』為にもよ。」 刀剣。 「はい!!」 カロ籐。 「ん…?」 閉じられていない医務室の入り口。 一瞬通る影。 ドジョウヒゲの短身(たんしん)の男。 あれは確か、解説者で紹介されてた…。 幻の中国拳法『白華鳳凰拳』の…。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌 亜種 『黒の伝説re write』 第 8 話 「 崩 拳 」 原案・手拭 筆者・REO=カジワラ ○日本 人工島 “ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『控え室』 ワタシ「孫 秀炎(スン シウヤン)」言う。 “才”が及ばなかった男…とでも言おか? ワタシ、かつて『白華鳳凰拳』学んでた。 鍛錬を積む事で強くなる感覚あたし、 技を覚えるごとに、練度を高めるの楽しかた。 でも、あの漢(おとこ)に出会ってしまた…。 後に100年に1人の逸材と称される漢。 『李 白鳳(リー パイフォン)』に…。 その漢は…ッ。 スポンジが水を吸うかの如く、 白華鳳凰拳をモノにしていく、“天才”だたよ…ッ。 ワタシね、悔しかたよ。 あんな風に、なりたい。 でもね…。 ワタシには、な れ な い 。 ワタシには白鳳のような身体能力の高さも無ければ、 あれ程までに流麗に扱える『白華鳳凰拳』も無い…。 天才とは残酷よ。 同じ時間、修練して、 他の修験者(しゅげんじゃ) 以上のモノ身につけるよ。 それで居て…。 誰よりも修行をするよ…ッ。 誰よりも過酷に鍛錬を積み…。 そうして差は広がる一方だったよ。 このままじゃ悔しい思たッ。 ワタシの方が先に『白華鳳凰拳』修めていたのに…ッ。 このままじゃ取り返しのつかない差になる…ッ!! だから…、ワタシ。 『一つの技』だけを修練する事にしたよッ。 一つの技なら、多くの技を修練する白鳳以上に、 その技を修練する事が出来るし…。 その尖った技で持て、白鳳に勝つ事が出来るん違うかとッ!! そう思い立てから、ワタシ、威力絶大の一の拳ッ! 『崩拳(ほうけん)』の鍛錬ばかりをし続けたよッ!! 何故「崩拳」か? ワタシ、こう思うてる…ッ。 ナイフや銃には「一撃必殺の威力」がある。 なぜ“拳法”は「2の手」「3の手」を考え、 修めなければならないのかと。 だから。“崩拳”を鍛錬したよッ。 それは間違いの無い事だと言う感覚が出来て来たッ。 でも、数ヶ月が過ぎた日の事だた…。 ワタシ、師匠からこう言われたよ…。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 師匠。 「秀炎(シウヤン)。」 「お前の気持ちは解る。」 「だが、無理だ。」 「お前では『白鳳(パイフォン)』を超えられぬ。」 秀炎。 「ワタシには一撃必殺の『崩拳』ある!」 「ワタシ、この修練続ければ、 必ず『白鳳』に勝てるッ!!」 師匠。 「秀炎。よしんば、お前がその必殺の『崩拳』で勝ったとしよう。」 「だが秀炎よ。お前がその『崩拳』で勝ったとして…。」 「それは『白華鳳凰拳』と言えるかね?」 秀炎。 「そ・それは…。」 師匠。 「秀炎よ。この場所は何処だ?」 秀炎。 「『白華鳳凰拳』を…。修める場です。」 師匠。 「『白華鳳凰拳』を修めぬのなら…。」 「秀炎。お前を置く訳には行かぬ…。」 秀炎。 「………。」 師匠。 「秀炎。お前には“才”がある。」 「『白鳳』には及ばぬモノも、 10年に1人の逸材じゃ。」 「その才を持って、『白華鳳凰拳』を修めるが良い。」 秀炎。 「………。」 師匠。 「秀炎…?」 秀炎。 「………。」 師匠。 「秀炎…ッ!!」 秀炎。 「師匠…。」 師匠。 「………。」 秀炎。 「 ワ タ シ を … 。 」 「 破 門 に し て 下 さ い … 。 」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ それから、ワタシ…。 バイトと修練。 そして野試合しながら、 “崩拳”の練度高めてったよ。 ワタシにはこれしかない…。 ワタシにはこれしかないッ。 そう想い。励み。月日が流れ。 ワタシはその想いだけの漢となり。 ワタシは顔から『表情』を失った。 それから、ワタシ…。 “鉄面皮(てつめんぴ)”と 呼ばれるようになた。 “崩拳”のみを追い求め、 顔から、表情失たワタシ…。 でも。機は熟したと思た。 今こそ『白鳳』と立ち合う時と。 し か し しかし、それは出来なかた。 ワタシ、破門された身。 その上、野試合を繰り返す『はぐれ者』…。 そ う 『白華鳳凰拳』から、ひいては『中国武術省』から、 離れた身の為である、ワタシは鼻つまみ者扱いされてた。 大会は出禁。拳法道場に入る事も許されなかたよ。 それでも…。 鍛える事で、必ず機会がある事を信じた。 公式で無くても…。非公式ならあるいわ? そうした、ある日。 ワタシ、 ORGOGLIO(オルゴーリョ)の 試合、TVで見てた。 すると懐かしい顔見た。 ドジョウヒゲ生やしてたけど、 すぐわかた。 兄弟子の『張 英傑(チャン インチェ)』だ。 選手じゃなくて、解説者として出てた。 ワタシ思た。 英傑先輩を通じてなら、機会あるではと。 先輩がORGOGLIOの解説者として 出る日を調べて、ワタシ張り込んだ。 そうして。先輩と再会し…。 ワタシ、思いの丈(たけ)話した。 戦いたい事を…! 白鳳とッ。白鳳とッ! そして、先輩こう言た。 「チョー!ミーに任せるよ!!」 「ミーは秀炎(シウヤン)!昔からお前をかってたよ!!」 「ミーの伝手で、白鳳(パイフォン)と戦えるようにするよ!!」 そう言うと、先輩は動いてくれた。 嬉しかた。 お調子者だけど、昔から先輩面倒見良い。 ホント、嬉しかた…ッ。 表情を失たワタシだけど、 心が嬉しい思た…ッ!! 先輩が、動いてくれた結果。 中国武術省がこう言た。 「その身に健全なる精神と武が、 修められているのなら、 此度のORGOGLIOのトーナメント…!」 「“優勝”出来よう。話はそれから考えさせてもらう。」 真っ暗だった、その道に“光”が灯った。 ワタシ、勝てば良い。 信じて疑わない『崩拳』で持って勝てば良い。 その先に『白鳳』が待てるッ!! ガ チ ャ 控え室のドアが開かれる音。 そこには英傑先輩が居る。 先輩はこう言う。 「ハハハハハハハハハハ!!」 「チョー!秀炎、チョー!!」 私は聞く。 「先輩。ワタシ出番か?」 先輩は答える。 「その通り!勝てよ、秀炎!!」 ワタシ、無表情ながらも力強く答えた。 「『 了 ッ ! ! 』」 ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『VIPルーム』 空石。 「孫 秀炎(スン シウヤン)。」 「凄い漢も居たモノですねぇ。」 タニヤマ。 「伊達に社長推薦では無いと言う事です。」 空石はタニヤマから、秀炎の説明を聞き、 そう、感想を述べた。 タニヤマは続ける。 「おそらく本人はその重要さを、 理解してはいないのでしょうが、 それにしても、英傑(インチェ)くんは、 良い話を持ってきてくれました。」 「“世界武術大会”“操機武術大会”にて、 最強を誇る『李 白鳳(リー パイフォン)』が 修める武術『白華鳳凰拳』…ッ!!」 「『ORGOGLIO(オルゴーリョ)』で、 『白鳳くん』の出場がまだと言う事もあり、 『秀炎くん』が“元白華鳳凰拳”の使い手と言うのは、 喉(のど)から手が出るほど欲しかった“ビッグネーム”ですからねぇ。」 更に続ける。 「英傑くんが『ORGOGLIO』の試合で、 解説をするようになってから、色々変わってきましたね。」 「『エンタメに寄り過ぎ』『武をなめている』と 『ORGOGLIO』の評価をしていた、 “中国武術省”の態度が英傑くんの関与により、 『軟化』をして来たのも大きいです。」 「今回のトーナメントで秀炎くんが優勝すれば、 白鳳くんとの試合を認めると言うまで『ORGOGLIO』を、 評価してくれている訳ですから。こちらも力が入ると言うモノですよ。」 そして、こう言う。 「“中国武術省”の言葉に恥じぬよう、 第7試合、第8試合は、 特別に『腕利きの選手』を割り振っています。」 「秀炎くんにとっては、 過酷なDブロックとなりますが、 その分“激しい試合”になるでしょうなあ。」 「すっごい展開になりますよぉ。ハァ…ハァ…!」 空石は語る。 「確かにDブロックは過酷ですね。」 「秀炎の相手は“暴れ大関”『鷹泰山(たかたいざん)』。」 「弟弟子への暴力で世間を賑わし、引退に追い込まれた元大関。」 「第8試合も、中々のモノですね。 “ノホホ極道一直線”『北海 右権(ほっかい うごん)』。」 「南辰館全日本選手権無差別級、上位常連。 “花巻運輸にリフトはいらねぇ”『三筒 平城(みつつ へいじょう)』。」 「どの選手も優勝候補と言えるでしょう。」 タニヤマは喜々として、こう言うのだ。 「孫 秀炎vs鷹泰山…!!」 「たまりません。たまりませんねぇ…ッ!」 「ハァ…!ハァ…!!ハァ…!!!ハァ…!!!!」 空石は告げる。 「両者同時に入場ですね。」 見下ろせば、2機が入場を始めていたッ。 ○日本 人工島 “ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『闘技場』 オラ、「鷹泰山(たかたいざん)」。 本名は『鷹 清司(たか きよし)』言うだ。 21世紀初頭に日本人帰化した 元中国人の血を引いてるだあ。 オラ、体が大きかったから、 力士にスカウトされ、 横綱目指して、日々精進しただ。 そりゃあ厳しい毎日だっただあ。 逃げ出したい思った事、 1度や2度じゃあなかっただ。 あと、オラ、訛(なま)りが酷いすぺ? エセ日本人、エセ日本人って、 稽古以外でも酷い目見ただーよ。 けど…。オラ、お袋に楽させたかったから…。 我慢した。我慢して我慢して稽古した。 そうして大関なっただが…。 あの弟弟子には腹が立っただーよ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ それは…。 飲み屋の事であった。 弟弟子はこう言う。 「酔った勢いですが、言っちゃいまーす!!」 「鷹関!アンタは日本人じゃあなぁ~い!!」 「昨今、大相撲にはびこるモンゴル人と 何ら変わり変わりはない『外国人力士』ですよー!!」 弟弟子は続ける。 「アンタ等みたいな、日本の美徳を知らない者が、 いっぱいいるから、相撲が滅茶苦茶にされるんですよ、 解りますか、中国人~~~~~~~~~???」 「一家総出で国外追放されちゃいなさーい!!」 「プププイ!プイプイのプーイ!!」 鷹泰山。 「おい…。いくら酒の席でも許さんど?」 弟弟子。 「私日本人ー! きっと暴力振るわれても、協会守ってくれr…!!」 バゴォオオ オ オ オ オ オ オ ! ! ! 鷹泰山の張り手であった。 その一撃にて、倒れ泡を吹く弟弟子。 相撲部屋内なら、それで良かった。 しかし、ここは『飲み屋』であった。 パシャパシャ! パシャパシャ!! パシャパシャ!!! 「「すっげ、かわいがりだよ、かわいがり。」」 「「大相撲は閉鎖的だなあ、お弟子さん可哀想~。」」 「「俺達がこの事実を広めて、助けてやろうぜ!!」」 「「そうだそうだ!!そうしよう!!!」」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 元から…。 日本人扱いされてなかったオラだった。 けど、これはオラに正義があると思った。 でも協会は『守ってくれなかった』。 オラは引退に追い込まれただ。 そんなオラを拾ってくれたのが、 ORGOGLIO(オルゴーリョ)だっただ。 それで…。 オラは…! オラは決めただあ…!! オラァ、ORGOGLIOの“チャンピオン”になるだ!! 消せぬ汚名であるけんど!! チャンピオンになって、TV番組に一杯出て!! オラの人柄伝わっていけば、必ず良い事ある思うだ!! 何度か、試合に出て『無敗』ッ!! この大会でも無敗を貫き、オラ『優勝』するだーよッ!! 愛機『ロボ泰山(たいざん)』も好調だすぺ!! ORGOGLIO規定の大型のカスタム修斗だだ!! 相手の…。相手の修斗は…。 カスタム修斗…。 『千功者(せんこうしゃ)』。 のっぺらぼう見たいな顔に『光る丸目』。 付き過ぎてない筋肉を形取ったボディは、 なめらかでいて、無機質でもあるだーよ。 そして…。 “巨体”。 パワー重視の機体と言ったトコすぺ。 けど、どんな機体で…。 どんな相手であろうと…。 オラはオラの試合をするだけだあ。 さぁ…。 鳴るだ。 鳴るだあ銅鑼(どら)。 そ し て ドォォオ オ オ オ オ オ ン ! ! 闘いの銅鑼が鳴り響いただ!! グオオオ!! まず動いたのは『ロボ泰山(たいざん)』であったッ! 相撲はぶつかり合う事から始まる格闘技…!! ならば、突進あるのみであるッ。 全格闘技に見渡したとしても、 素の頭突きをぶつけ合う格闘技他に無しッ!! 迎え撃つは…!! 『千功者(せんこうしゃ)』ッ!! ロボ泰山が! 千功者の制空権に入る? 入る??入るゥ~!!! 今 ッ ! ド”ッ”ッッ ゴ ォ ォ ォオ”オ”オ”オ”ーー ー ー ッ ッ ーー ー オ”オ”オオオ オ オ オ” オ” オ” ッ ッ オウウ”ウ ウ” ウ ウ” ウ ウウ”ウ”ー ー ーー ッ ッ ーー ー オンオンオン オ ン オ” オ オ” オ” ン” !” !” ! ” ッ ッ ド”ッ”ッ”ッッパァァァアア”ア”アア”アア”アア ア ア ア ア ア ア” ア” ア” ン” ン” !” ! ” ー 崩拳(ほうけん)であった…ッ!! ー 噂(うわさ)違い無しの…ッ!! ー 一 撃 必 殺 ! ! ッ ッ 『千功者』の繰り出した渾身の「崩拳」はッ!! 『ロボ泰山』の顔面を「砕き散らし」ッ!! その有り余る“運動エネルギー”で持って、 『ロボ泰山』を仰向けに“倒した”のだッ!! ッ ッ 観客達はざわめく…ッ。 「「なんつー音だよ…!」」 「「パンチの音じゃあねぇよコレ…。」」 「「巨大な鉛(なまり)の塊(かたまり)のような。」」 「「こんな拳受けたんじゃ…。いくら鷹泰山でも…」」 「「優勝候補、大本命の爆誕って訳だ。」」 ザワザワザワザワ…!! この試合を控え室で見ていた 『ブラック少林』はこう呟く。 「音…。それもありますが…。」 「いやそれよりも…ッ。」 少林は見やる。 砂の闘技場にクッキリ残された 「踏み込み」とそこから広がる“波紋”に。 その“波紋”は…。 “鉄面皮(てつめんぴ)”『孫 秀炎(スン シウヤン)』此処に在り。と。 雄弁に。それでいて太くも短く意思表示をしてるかのようであった。 ・ ・ ・ ・ ・ ORGOGLIO最大トーナメント 第七試合 『孫 秀炎(スン シウヤン)』 元白華鳳凰拳 乗機『千功者(せんこうしゃ)』 VS 『鷹泰山(たかたいざん)』 相撲 乗機『ロボ泰山(たいざん)』 勝者:『孫 秀炎(スン シウヤン)』 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る まとめに戻る ・・・続く。
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/312.html
準々決勝4試合の内、3試合が終了した。 〇準々決勝・第一試合 『ブラック少林(しょうりん)』 少林寺拳法 乗機『双円(そうえん)』 VS 『ユージン・ロジャース』 プロレス 乗機『TYPE-C(タイプ シー)』 勝者:『ブラック少林(しょうりん)』 決まり手:『真・オリーブガイナ脚(きゃく)』 〇準々決勝・第二試合 『チャートチャーイ・マウラー』 ボクシング 乗機『ワイクルー』 VS 『ブラド・バラハ』 コマンド・ボクシング 乗機『80-O(エイティオ)』 勝者:『ブラド・バラハ』 決まり手:『グランド殺虫パンチ』 〇準々決勝・第三試合 『ジェーン☆乙姫(おつひめ)』 日本拳法 乗機『変幻衣装士(コスプレイヤー)』 VS 『大蛇(おろち) 勝美』 大蛇流空手 乗機『F-44リベンジャー』 勝者:『大蛇 勝美』 決まり手:『とある最終兵器の閃光大蛇(シャイニング・オロチ)』 ・ ・ ・ ・ そして…。 第四試合。 準々決勝最終戦は…。 片や。 『孫 秀炎(スン シウヤン)』 元白華鳳凰拳 乗機『千功者(せんこうしゃ)』 ッ 片や。 『三筒 平城(みつつ へいじょう)』 南辰館空手 乗機『花巻修斗(はなまきしゅうと)』 ッ ッ 孫 秀炎(スン シウヤン)。 元々は幻の中国拳法・白華鳳凰拳を学ぶ 一人の拳士であったが、後から入門してきた 『李 白鳳(リー パイフォン)』の才能に 驚愕(きょうがく)を覚える。 そうして、こう感じる。 ッ この『漢(おとこ)』と同じ事をしていてはッ! この“漢”には勝てない…ッ!! ッ 故に李に勝つ為に、空手で言うトコロの正拳突き。 『崩拳(ほうけん)』の修練のみを行うようになった。 し か し 師より「それは白華鳳凰拳でない」と言われる。 そ れ で も それでも孫は李に勝ちたかった。 故 に 孫は破門を申し込み、 それが受理された。 ッ ッ それから、孫はバイトと修練。 そして野試合しながら“崩拳”の練度高めていく。 月日が流れ。孫は崩拳のみの想いだけの漢となり。 孫は顔から『表情』を失った。 それから孫は“鉄面皮(てつめんぴ)” と呼ばれるようになった。 ッ ッ そこまで自分を追い詰めた今なら…! 李と立ち合える…ッ!! ッ 機は熟したと思う孫であったが、 『白華鳳凰拳』、ひいては『中国武術省』から、 離れた身の為である、孫は鼻つまみ者扱いされ、 大会は出禁。拳法道場に入る事も許されなかった。 そ ん な あ る 日 の 事 ORGOGLIO(オルゴーリョ)の試合で 解説者をしていた白華鳳凰拳の先輩の、 張 英傑(チャン インチェ)を見かけ、 彼を頼ったトコロ、中国武術省から 「ORGOGLIO最大トーナメントで 優勝したのなら、 李白鳳との立ち合いを考えよう。」 との言葉を頂く。 「我、機を得たり!!」 孫の道は拓(ひら)けたのである!! ・ ・ ・ ・ 1回戦を必殺の“崩拳”でもって、 1撃で勝ち上がった『孫 秀炎(スン シウヤン)』。 2回戦たる準々決勝は如何に…ッ!? 対 し ! 三筒 平城(みつつ へいじょう) 実戦派空手の中では、大蛇流に続いて位置する巨大勢力である “南辰館”の全日本選手権無差別級、上位常連。 ッ 半t(トン)を超える積み上げられた袋を、バランスを崩さずに 運べる事から“花巻運輸にリフトはいらねぇ”と言わしめる。 ッ トーナメントに出場したのは、 南辰館館長・松 泰達(まつ やすたつ)の要望からだ。 経緯は下記の通りである。 「このトーナメントに、かつて、 南辰館全日本選手権重量級の王者となった、 『北海 右権(ほっかい うごん)』が出る事になってね。」 「経歴は隠すようだが、王者となった男が、 他の有象無象に負けるのは困るからねぇ。」 「そこでチミだよ、三筒くん。」 「チミが右権に勝てばなんら問題が無い。」 「南辰館強しと言う事だよ。」 「そしてチミが負けたとしても、 あくまで上位の常連。 王者じゃないからね。」 「南辰館の名に傷はつかない。」 「もっとも。チミが負けるとは思えんがね。」 「どうかね、三筒くん?出るかね…??」 三筒は、ただ一言こう返した。 「 押 忍 ッ ! ! ! 」 と。 そして、三筒は激戦の末、 北海 右権を破り、 2回戦たる準々決勝に進出する。 ・ ・ ・ ・ そんな三筒 平城…。 彼はかつてこう言った事がある。 「闘いは理由があって、初めて“リアル”になる。」 「リアルじゃない闘いは…。闘いとは言えない。」 また、こうとも言った。 「試合において、 闘っている者が考える事は “勝つ事”ではないと考えている。」 ー 一番効果的な技を。 ー 一番効果的な距離で。 ー 一番効果的なタイミングにて…。 一番速いスピードで刺す!! 無 論 ! ー 一瞬一瞬を…。 全 力 で ! ! ! そ の 中 で は ! ー 勝とうとする意欲すらが…ッ!! ッ ッ 『 邪 念 ッッッ !!!! 』 ストイックな…。 それで居てリアルな。 その思考。 さながら“求道者”。 求道。 それが三筒 平城が、 求めるモノなのか? 恐らくは…否(ちがう)。 三筒だから。 三筒 平城だから。 そ う だ 三筒 平城だから…。 そうなのである…ッ。 ッ ッ ッ さて、この試合。 武人。漢。雄。 と言った言葉よりも…ッ。 『 狂 気 ( く る い ぎ )』 とでも言う言葉が似合う この2人…ッ。 この試合…。 一体…。 どうなるものか…? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌 亜種 『黒の伝説re write』 第 2 1 話 「 狂 気( く る い ぎ ) 」 原案・手拭 筆者・REO=カジワラ ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『観客席』 ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ざわめく観客達…ッ! 今か今かと、第四試合を待つ観客…ッ!! その観客席の最後方…。 壁に寄りかかり…。 闘技場を見据える…。 一人の男が居た…ッ。 その男は一見すると、 モデルのような男であった。 178cmの身長。 髪をポニーテールのように束ね、 前髪はややボサっとしているが、 その様が、野性味を醸(かも)し出している。 サングラスをかけている。 右頬(ほお)に斜めに入った切り傷がある。 黒のタートルネックに、 水色のジーンズ。 そして紅(あか)いコートを 身にまとっている。 そんな美しい男に…。 声をかける巨人が一人。 「失礼(エクスキュゼ ムワ)。」 「もしや貴殿…。」 「“拳王”李 白鳳(リー パイフォン)氏では?」 そう問いかけた208cmの巨人は…。 とても…。とても『青い男』であった。 先が鋭く。下に曲がった鼻を持ち。 青い外套(がいとう)を身に纏(まと)い。 静謐(せいひつ)を覚える、顔立ちをし。 年月(としつき)を感じる、皺(しわ)が刻み込まれ。 整った頭髪と。整った顎髭(あごひげ)と。 髪が青くて。顎髭(あごひげ)も青くて。 眉も青い。 その男が名を名乗る…。 「私は『鷲鼻のバトゥロ(わしばな の ばとぅろ)』と言う者…。」 「『バトゥロ・オーギュスタン』。と言えば、お見知り置きかな?」 美しき、その男…。 李 白鳳(リー パイフォン)は答える。 「私が知る『バトゥロ・オーギュスタン』とは、 随分違う風貌(ふうぼう)をしているアルが…。」 「あなたのその、強者と思わしき佇(たたず)まい。」 「微(かす)かながらも、耳に聞こえる機械音。」 「並々ならぬ理由(わけ)がある事が察せられるアル。」 そしてこう言う。 「そう。私は『李 白鳳(リー パイフォン)』アル。」 「世界ボクシング団体。通称『WBG』の伝説的な無敗のチャンプと出会えて、光栄アル…ッ。」 バトゥロ。 「身を隠しての『観戦中』スマンね。」 「だが、前々からその噂を聞いていた『操機武術大会』無敵のチャンプ。」 「声をかけずにはいられなかったよ。」 バトゥロは問う。 「この大会を観戦に来たのは、 やはり『孫 秀炎(スン シウヤン)』の試合を観にかね?」 李 白鳳。 「選手紹介のアナウンスにあった通りアル。」 「私を超える為に、 孫先輩は『白華鳳凰拳』からの破門を良しとしたアル。」 「孫先輩の『崩拳(ほうけん)』には、 何人(なんびと)たりとも寄せ付けない、 『狂気(くるいぎ)』のようなモノがあったアル。」 続ける。 「出来れば、今、すぐにでも、闘いたいアルが…。」 「世話になっている『中国武術省』の約束事を、 反故(ほご)する訳にもいかないアルからな。」 そして、こう言う。 「優勝を見届ける。それが今、私に出来る事アル。」 バトゥロは…。 「…ッ。」 静かにうなずく。 李 白鳳。 「チャンプ・バトゥロ殿も、やはり…?」 バトゥロ。 「ブラド・バラハのアナウンスにあった通りだよ。」 「たまたま見ていた、TVのCMに、 ブラド・バラハの姿を見つけてね。」 「もしやと思い、来てみれば案の定だ。」 「彼の想いを受ける為にも、闘わねばならぬだろう。」 李 白鳳もまた。 「…ッ。」 静かにうなずく。 バトゥロ。 「して、拳王。」 「この試合…。」 「どう見るかね?」 李 白鳳。 「空手家・三筒のダメージは甚大アルな。」 「比べて、孫先輩は無傷。」 「単純に考えるなら、孫先輩の有利が動かないアルが…。」 「三筒氏には、何か図り知れないモノを感じるアル。」 バトゥロ。 「そう見るか。実はね、拳王。私も同じなのだよ。」 「ムッシュ・三筒は、何か『狂気(くるいぎ)』染みたモノを感じるのだよ。」 「ムッシュ・孫とはまた別種のね。」 「その『狂気(くるいぎ)』が何かを起こす。そう思えてならぬのだよ。」 李 白鳳。 「チャンプ・バトゥロ殿も、そうアルか…。」 バトゥロ。 「然れば、この試合。」 李 白鳳。 「見届けるまでアルな。」 ドドドドドドドドワァァァァア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! ! 機体が入場する! 観客達の大歓声が響いた!! ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『闘技場』 2機の修斗が入場する。 『孫 秀炎(スン シウヤン)』の 搭乗機はカスタム修斗『千功者(せんこうしゃ)』。 のっぺらぼうみたいな顔に『光る丸目』。 付き過ぎてない筋肉を形取ったボディは、 なめらかでいて、無機質でもある。 そして“巨体”。崩拳の威力を重視したパワー重視の機体…! 『三筒 平城(みつつ へいじょう)』の 搭乗機は『花巻修斗(はなまきしゅうと)』。 勤め先のPRも兼ねた名称。小型のスピードタイプの修斗だ。 1回戦の激戦故の機体の亀裂が凄まじい…ッ! ……ッ!! 互いに睨(にら)み合う…ッ!! …ジッ!! 互いに熱を帯びる…ッ!! ゴゥ…!! 体の芯から熱くなる…ッ!! …ツゥ!! 互いに汗を掻く…ッ!! そ し て ! ~~~……ッッ!!! 互いに認め合う…ッ!! ッ コイツはッ! ッ とんでもなく強ぇッ!!とッ!! ッ 後は!ブツかり合うまでッ!! ッ それはッ!! 今 ッ ! ドォォオ オ オ オ オ オ ン ! ! 闘いの銅鑼(どら)が鳴り響いた!! ドン! 千功者(せんこうしゃ)は構えるッ!! 拳を突き出す事を前提とした崩拳(ほうけん)の型!! ズァ! 花巻修斗(はなまきしゅうと)は構えるッ!! 両拳で顔面を守る、顔面有りの空手の型ッ!! …!! ……!! ………!! 両者動かない…ッ。 互いが互いに敬意を表し…ッ。 お互いの一撃を警戒をしているからだ…ッ。 ズ…ッ! 千功者は前進する…ッ。 ス…ッ! 花巻修斗は後退する…ッ。 ズゥ…ッ! 千功者はまた前進する…ッ。 スゥ…ッ! 花巻修斗はまた後退する…ッ。 ズゥ…ッ! スゥ…ッ! ズゥ…ッ!! スゥ…ッ!! ズゥ…ッ!!! スゥ…ッ!!! 千功者の前進と…ッ。 花巻修斗の後退…ッ。 ッ 繰り返す…ッ! 繰り返す…ッ!! 繰り返す…ッ!!! ッ 孫 秀炎(スン シウヤン)は思考する…ッ。 (どう言う気か…?) (もっと直情に攻める漢思うたが…ッ。) (何故下がるか、三筒平城…??) ッ (ワタシの崩拳に打つ手無しか?) (いや…。この漢。そう言う漢じゃあないよ。) (あれ程の“熱密度”を生み出したあの試合…ッ。) (アレを出来る“漢”が手が無い訳無いよ。) ッ (では、何思うか、三筒平城…??) (ワタシ、どうすれば良いか???) ッ ッ (愚問だたよ…ッ!!) (全身全霊、全てをかけたこの『崩拳』に…ッ!!) ッ ッ ッ ( 任 せ る だ け よ ッッッ !!!! ) ッ ッ ッ 千功者は前進する…ッ! 千功者は前進する…ッ!! 千功者は前進する…ッ!!! ッ ッ 花巻修斗は後退する…ッ! 花巻修斗は後退する…ッ!! 花巻修斗は後退する…ッ!!! ッ ッ 次第に…ッ! 壁へと追い詰められる、花巻修斗…ッ!! ッ ッ 孫ッ。 (もう少しよ…ッ!) (もう少しで…ッ!!) ッ (“崩拳”の間合いッ!!) ッ ッ “ 今 ”ッ ! ! ダ ン ッ ! 先に動いたのはッ!! ッ 『花巻修斗』であったッ!! ッ ッ “壁”であるッ! “壁”に向かって跳躍(と)んだッ!! ッ ダン(壁の2/3くらいの部分へと向かい跳びッ!!) ッ ッ ダン(その箇所から蹴り跳び、更なる高さに達するッ!!) ッ 三筒ッ!! (一番効果的な技をッ!) (一番効果的な距離でッ!!) (一番効果的なタイミングにてッ!!!) (一番速いスピードで刺すッッ!!!!) そ れ が ! (この宙空からの攻撃ッ!!) (行くぞ…ッ!孫 秀炎(スン シウヤン)ッ!!) ッ それは…ッ!! 言うなれば…ッ!! 三筒 平城であったッ!! ッ 根っこから、てっぺんまで…ッ!! ッ ッ 三 筒 平 城 で あ っ た ッッ ! ! ! ッ ッ ッ ズダダダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ! ! ! ! ! ッ ッ ッ 三筒 平城の攻撃が始まったッ!! ーーーーーー 戻る リンク集に戻る まとめに戻る ・・・続く。
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/241.html
名前:ホンケ・パンツ スタンド:Write the Lyrics、又の名をパンツ・ザ・アナアキックス よく使われるタグ:ライト・ザ・リリックス、カオスwwww、ホンケ・パンツ、パンツの人 声の特徴:オレも歌うんだよぉー 作品の特徴・傾向 ジョジョソンの宗家。 替え歌作り職人でもあり、歌い手でもあり。 パンツも破る。 人物・その他の特徴 よくパンツを破るらしい。 よく靴下の穴から親指がこんにちはするらしい。 動画 公開マイリスト~作詞曲集 公開マイリスト~歌ってみた ハレ晴レユカイver.ジョジョ1部作ってみた ハレ晴レユカイver.ジョジョ3部『作ってみた』修正版 歌詞 ハレ晴レユカイver.ジョジョ1部 ハレ晴レユカイver.ジョジョ3部 God knows..ver.ブチャラティ 創世のアクエリオン.verジョジョ2部(シュトロハイム) ハレ晴レユカイver.ジョジョ2部 組曲「ニコニコ動画」ver.ジョジョ1巻~SBR8巻 ダイアーさんじゃ倒せない 関連動画(合わせてみた等) パンツが破れて仕方ない(エアーマンが倒せない)歌ってみた First good-bye(ジョジョ5部護衛チーム替え歌)
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/293.html
○日本 人工島 “ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『控え室』 俺の名は『マスカラ・ティグレ』。 陽気なメキシカン。 え?スペイン語解らん?? 直訳すれば『タイガーマスク』ってぇ訳さ。 俺等一族は、ヒクソン家がブラジリアン柔術を 代々受け継いできたのと同じように、 20世紀後半に活躍した『佐山 サトル』こと、 『タイガーマスク』の『プロレス』を 受け継いで来た一族ってぇ事よ。 タイガーマスクってどの位凄いのか? キン肉マンに『四次元殺法コンビ』って居るだろう? アレってキン肉マン独自のネーミングじゃあないんだわ。 元ネタは『タイガーマスク』なんだぜ~。 タイガーマスクのプロレスはなぁ。 『四次元プロレス』『四次元殺法』ってぇ形容されたのよ。 それだけ、その時代で、衝撃的な『空中殺法』を、 繰り広げていたって事よ。 そういや、ボクシングでも 『四次元ボクシング』ってぇ、 形容されたボクサーが居たな。 確か…。 『バトゥロ・オーギュスタン』。 俺はボクシングは畑違いだが、 次元を超えた『四次元の如くの右ストレート』ってのは、 上手い付け方だと思ったし、引退して久しいのは、 何だか寂しさを覚えるぜ。 話を戻そう。 キン肉マンの作者のゆでたまご先生は、 その『四次元殺法』を『ブラックホールとペンタゴン』ってぇ2人の、 超人プロレスの中であっても、ひと際異彩を放つコンビに名付けたってのは、 流石ゆでたまご先生だと思ったな。 やっぱ、ゆでは天才だよ、うん。 そして、そう言うインスピレーションを与えた、 『タイガーマスク』ってのは、すんごくスゲェってぇ、 思わずには居られん訳。 俺の祖先もそう思ってよ。 メキシカンプロレスこと『ルチャリブレ』に、 代々『虎仮面』を被った『プロレスラー(ルチャドール)』を、 排出し続けているのさ。 子孫であるこの俺『マスカラ・ティグレ』もそう思っているし、 俺の父ちゃんや爺さんもそう思って『ルチャドール』に、 なったんだろーな。 そんなルチャドールな俺に、 『ORGOGLIO(オルゴーリョ)のトーナメント出場要請』が あったのは、驚き桃の木、山椒(さんしょ)の木だったなあ。 おいおいおい。 俺『ルチャドール』だぜ? 話題作りを意識し過ぎじゃね?? けど、俺はあえて出る事にしたんだ。 やっぱさ。 『ルチャドール』ってぇのは『自由』でなきゃいけねぇよ。 『ルチャリブレ』ってのは『自由な闘い』って意味があるからさ。 『ルチャリブレ』でしか『ルチャドール』は闘えない…。 何て思われちゃあ、何の『ルチャドール』かなって。 俺には『タイガーマスク仕込み』の『華麗な空中殺法』がある…ッ! 『真剣(リアル)』だ『真剣(ガチ)』だって言われる中、 さっそうと空中殺法を仕掛け、相手さんを倒しまくる 『ルチャドール』ってのはさ…ッ!! 最高に『自由』じゃね…ッ!! ってぇ思う訳さ。 お? 歓声が聞こえら。 前の試合が終わったって事かね? な ら ば ! さ、そろそろ時間だ。 魅せますかね…! 『空中殺法』…!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌 亜種 『黒の伝説re write』 第 4 話 「 ル チ ャ ド ー ル v s タ イ 人 ボ ク サ ー 」 原案・手拭 筆者・REO=カジワラ ○日本 人工島 “ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『闘技場』 俺の名は『チャートチャーイ・マウラー』。 チャートチャーイと言うのは『男一匹』。 つまりは男たる者孤高であれ、強くあれと言う、 願いを込めて親父がつけてくれたんだ。 だから俺は『ボクシング』を始めた。 拳で持って叩き合うその姿はカッコ良いと思ったし、 国技のムエタイよりも、世界的に浸透している競技だから、 俺は世界の中で『強い男になりたい』『より大きな男になりたい』 と思ったから、ボクサーを志す事にしたんだ。 搭乗修斗はカスタム修斗の『ワイクルー』。 ボクサーと言う意味を持っている。 ボクサーの俺らしい名前のだろ。 と…。 ここまではカッコ良いが…。 俺は…。 そんな『カッコ良い男じゃあない』。 タイ人は貧しい。 だからそこに付け込んで…。 裕福な国から呼ばれるんだ。 『噛ませ犬』として…。 俺も例に漏れず貧しい。 だから、その誘いに乗り、 何度も譲って来た。 『勝利と言う名の美酒』をだ。 チャートチャーイ? 男一匹?? 何て事無い。 金に目がくらんだ、 痩せた負け犬さ…。 でも…。 あの時ばかりは許せなかったな…ッ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ それは日本人ボクサーとの試合だ。 日本人ボクサーの名前は『珍騨群 孤闘(ちんだぐん ことう)』 ニックネームは『ファイティング・チンコー』。 性器の意味を持っていて、人間、こんな名前で呼ばれたくな と思ったのが第一印象だ。 このチンコーに勝ちを譲るハズだったんだが…。 チンコーの奴がこんな事言いやがった。 「いやぁ~タイ人くん。」 「君の負けっぷり期待しているよぉ~。」 「なんたってタイ人は『噛ませ犬』の人種だからね。」 「ほら。あの時の『世界武術大会決勝戦』。」 「あれってさあ。」 「幻の中国拳法『白華鳳凰拳』の伝承者、 『李白鳳(リー・パイフォン)』が勝つと言う、 ファンタスティックな幕切れにする為の八百長なんでしょ?」 「俺ってそう言うトコロ鋭いんだよー。」 「『ユール・パンチャーメー』、上手い事負けたよねぇ。」 「そんな噛ませ犬人種の一人たる君には、 派手にやられて欲しいのさ。上手くやってよ?」 「チーンコッコッコッコッコッコッコ(笑い声)!!!」 許せなかった。 『ユール・パンチャーメー』は、 自国の文化と『立ち技最強』の格闘技である『ムエタイ』に、 絶対の自信と誇りを持っている『タイの英雄』なのだ…ッ!! ッ ッ それを…! それを…!! そぉれぇをぉ~~~~~!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 俺は契約を破り、チンコーにKO勝ちをした。 運悪い事に、チンコーが所属する、 ドムコーンジムは、大きなジムであり、 様々な圧力を俺にかけ、俺はボクシング界から 干される事になった。 戦う事しか知らない俺は路頭に迷った。 マフィアの用心棒として生計を立てようか? そんな俺に救いの手を差し伸べたのが、 ORGOGLIO(オルゴーリョ)だった。 チンコーを倒した試合を、 高く評価してもらっての事だった。 『牙を剥いた噛ませ犬』…ッ。 それが俺のキャッチフレーズだッ。 本当は…強いって意味になるか? それとも。噛ませ犬は噛ませ犬のままなのか? この試合が試金石となる。 相手はルチャドール。 名は『マスカラ・ティグレ』 搭乗修斗はカスタム修斗の『虎侍(とらざむらい)』。 勇ましい名前はともかく、 俺と同じく八百長戦士って訳か。 どっちが勝っても衝撃の展開だな。 なあ『ティグレ』。 アンタが何を背負って この闘技場に上がっているかは 知らんが…。 俺は…。 『生まれ変わる為』に闘うのだ。 偽りの過去をッ。 偽物のファイトをッ。 今 ! 真実へと変える為ッ!! 男一匹『チャートチャーイ』ッ!! 両 の 拳 で ア ン タ を 倒 す ッ ! ! ッ ッ ドォォオ オ オ オ オ オ ン ! ! 闘いの銅鑼(どら)が鳴り響いた!! この俺『マスカラ・ティグレ』が駆る『虎侍』は、 対戦相手『チャートチャーイ・マウラー』の駆る 『ワイクルー』の周りを回る訳。 この回り方はだなぁ…! 『タイガーステップ』って言うんだ…ッ。 ルチャリブレのステップをベースとした、 両腕を回しながらステップを刻みリングを旋回する、 佐山サトル独特の構えってヤツだ…ッ。 アニメでは『タイガーマスクW』の主人公 『東 ナオト(あずま ナオト)』がリング上で、 よく見せる動きだーな。 格下が格上の周りを回るモンだって言葉もあるが、 ルチャドールってのは動いてナンボだからよ。 まずは、俺のペースってぇ訳よ。 フフ…。 攻めあぐねてるな『チャートチャーイさん』よぉ? どれ、攻め易くしてやろうかい。 円を…。 徐々に…。 小さく。狭く。 お互いの距離を…。 詰める。 ハハ…。 この緊張感。 たまんねぇーな。 打つか?放つか? ボクサーのパンチを打つってのかぁ…ッ? あ。 体が勝手に動いた。 ッ ッ ヒュ!(虎侍は跳躍するッ!!) グン!(右回転をしながら!!) グオ!(そして放たれるは!!) ティグレ!! 「ローリングソバット!!」 ッ ッ ローリング・ソバット 格闘技の蹴り技をプロレス流にアレンジした(プロレスでは)この技の元祖。 飛んで旋回する後ろ蹴りをプロレスでは同名の表現をするきっかけとなった。 (転じて、旋回しても飛ばないものはソバットと表現する)。 ッ ッ ルチャリブレではKOしちゃマズイから、 いわゆる急所は狙わないんだがよぉ。 これは『真剣(ガチ)』だからな。 顎先(あごさき)! いただきぃー!! ッ ッ シュ!!(虎侍の蹴りが、ワイクルーの顎を掠める。) ッ ッ ドッサァ~~~~ッッ!!(ワイクルーは『転倒(ダウン)』したッ!!) 視界が…! 視界が歪む…!! 俺こと『チャートチャーイ』は、 いいのを食らってダウンした。 俺を倒した『ティグレ』は、 ガッツポーズを取り、客を煽って、 盛り上がっているようだ。 甘いな…ッ。 関節技なり、なんなり、 移行すれば良いモノもを…ッ。 相手がボクサーだから、 俺の流儀に合わせる為に、 ダウン後の追撃は行わない? フフフフフフフ! ハハハハハハハハハハハハ!! だとしたら随分舐められたモノだな!! ッ ッ 「な…!」 「舐めるなァーッ!!」 ワイクルー(俺)は立ち上がった!! 「お?起きたかい??」 ティグレはそうチャートチャーイに語り掛けた。 チャートチャーイ。 「対戦相手に塩を送る。」 「美談だな。だが俺は『腹が立った』ッ。」 ティグレ。 「良い闘志だ…それでこそ、お客さんも喜ぶってぇモンだろう。」 チャートチャーイ! 「客が喜ぶだと?貴様!勝負を愚弄する気か!!」 ティグレ。 「ルチャリブレってのは自由なのさ。」 「だから『真剣(ガチ)』だろうと自由に戦う。」 「今回は『真剣(ガチ)』の要素も入れるが…。 あんまり白けた試合にはしたくないと思っているんだ。」 「だから、待ったのさ。」 「その間に客を喜ばせながらな。」 「さ、喋ってる間に回復出来たろ?」 ッ ッ 「仕切り直しと行こうぜ…ッ!!」 チャートチャーイ!! 「上等だ!!」 ワイクルーはファイティングポーズを取った!! 「よいしょぉおおおおおおおおお!!」 虎侍は跳躍し、体ごと、ワイクルーにぶつけに行く!! こ れ ぞ ! フライング・ボディ・アタックだ!! チャートチャーイ。 「(戦法が面じゃねぇ『3次元』だ。)」 「(ボクシングには無い動き!)」 「(なるほど。嫌な手だ。)」 「(八百長戦士と侮れば敗北するな…ッ!!)」 な ら ば ! 「顔面が無防備だ、ティグレェェェエエエエエ!!」 ワイクルーは上方から迫りくる、 虎侍の顔面に横から殴り掛かる!! す な わ ち ! 「ひぃきゃぁぁああああ あ あ あ あ あ ! ! 」 ッ ッ 左 フ ッ ク ! ! ー ボクシングに置いて、 もっともKO率が高い、 パンチである!! ッ ッ ド ッッッ グシャァァアアアア ア ア ア ア ア ! ! 顎(アゴ)を打ちぬかれた虎侍は転倒(ダウン)するッ!! 効ぃたぁ~!! ボクサー強ぇえ!! 俺こと 『マスカラ・ティグレ』は、 そう感じた訳。 いやいや。 伊達に拳だけで殴り合ってないな。 パンチでここまで効いたの、 初めてじゃね? 追撃は…。 お、来ないな。 関節技を知らない? それとも、俺への借りを返した?? 後者としたら…。 俺も急いで立ち上がらんとな。 やっぱ良くないよ。 相手だけってぇのはさ。 不平等な世の中だけどさ。 そこは出来る限り、 仲良くやっていきたいじゃん? ハハ。 対戦相手なのに 仲良く?何言ってんだろ俺。 それじゃ! 立ち上がりますか!! ッ ッ 「うぉおおおおおおおおおおお!!!」 虎侍(俺)は立ち上がる!! 「よ!お待たせ!!」 ティグレはそう言う。 チャートチャーイ。 「これで貸し借りは無しだ。」 「マスカラ・ティグレ!!」 ティグレ。 「やっぱそうだったのかい?」 「だから急いで立ち上がったんだ。」 「アンタだけ早く立ち上がった。」 「ってのは良くないからな。」 チャートチャーイ。 「もっとゆっくりしてても良いんだぜ?」 ティグレ。 「いや、会話をした時間で、 大分楽になった。」 チャートチャーイ。 「ならば!」 ティグレ。 「勝負!!」 虎侍が構えた!! ダッダッダッダッダッダ!! ダッダッダッダッダッダ!! 虎侍!!ワイクルー!! 共に一直線で駆け寄る!! 小細工無用!! この一撃に全てを懸(か)けるッ!! ヒュ!(コンマ1秒!!) グン!(速く動いたのは『虎侍』ッ!!) ゴバ!(右脚での“ローリングソバット”だッ!!) ッッ!(狙いはワイクルーの顎先ッ!!) ズン!(ワイクルーは膝を沈め避ける!!) ゴッ!(同時に攻撃をする!いわゆる“カウンター”!!) バッ!(虎侍の股間へ!腰の回転を極力使わず、肩を回して打つ!!) ドン!(ロシアンフック気味の“右フック”!!) ッ ッ キン!(激痛!激痛!激痛!!ティグレ、激痛ゥ~~~~~!!) ッ ッ バ ッッ タァァァアアアアアア ア ア ア ア ア ~ ~~ ン ! ! 虎侍、ダァァァァ~~~~~~~ウン!! チャートチャーイ。 「痛みはあるが潰れはしまい。」 「だが、決まりだ。そこばかり痛かろう…。」 し か し ! 「何…ッ!!」 ティグレ。 「金的で決まる『ルチャリブレ』。」 「そんなのツマラナイだろう?」 「俺は立ち上がり…!」 そ し て ! 「反撃するって訳よッ!!」 バ ッ ! 跳ぶ! 虎侍が跳ぶ!! ゴ ッ ! ドロップキックだ! ワイクルーの顔面目掛けて!! チャートチャーイ! 「ク…ッ!!」 ワイクルーは上体を反らす事で回避する!! ヒュウン!! 虎侍はそのドロップキックから、 空中で一回転する!! 何と言う身体能力!! 何と言う自由な戦士!! だ が ! それが隙となった!! ッ ッ 虎侍が一回転をする事で、 虎侍の無防備な延髄が、 ワイクルーの前にあった!! 「おわぁぁああああああああああああ!!!」 チャートチャーイは悲鳴にも似た叫び声を挙げ突進する!! そ こ か ら ! 「アァ~ンタの延髄に! び・び・び・の・びぃ~!!」 ッ ッ ! ドバドバドバドバドバドバドバドバ! ドバドバドバドバドバドバドバドバ!! コンビネーションだ!! 虎侍の背中に!! 虎侍の延髄に!!! そして…!! ゴッッッガッッッッッ!!! 虎侍は脳天から地面に沈んだ…ッ。 ピクリとも…。 動 か な い ッ … ! ! チャートチャーイはこう呟く。 「恐ろしい奴だった。」 「それでいて…。」 「派手で…。華があって…。」 「カッコ良かったぜ『マスカラ・ティグレ』…ッ!!」 「だが…!」 「勝ったのは『俺』だ!!」 「『チャートチャーイ・マウラー』だ!!」 「俺はこのトーナメントで『生まれ変わる』んだッ!!」 「おきゃああああああ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ! 」 チャートチャーイは雄叫びを挙げた…ッ!! ・ ・ ・ ・ ・ ORGOGLIO最大トーナメント 第三試合 『マスカラ・ティグレ』 ルチャリブレ 乗機『虎侍』 VS 『チャートチャーイ・マウラー』 ボクシング 乗機『ワイクルー』 勝者:『チャートチャーイ・マウラー』 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る まとめに戻る ・・・続く。
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/631.html
○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『観客席』 ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ ざわめいている…! 観客達が…ッ!! これまでの数々の激戦の数々ッ!! そ の ! “終焉(しゅうえん)”を、 迎えようとしているからであるッ!! たまらぬ感覚であった…!! 観客達はこう思いながら、 このドームに観戦に来たのだろう…ッ。 そ れ は ! 今日、この時、このトーナメントの結末如何なるモノか? あ る い は ! あの選手は勝ち得るか? あの選手勝って欲しい!! ッ そう言った期待に満ちる中…!! 決定した決勝戦の組み合わせ…ッ!! ッ ◆ORGOGLIO最大トーナメント 決勝 決勝 『ブラック少林(しょうりん)』 少林寺拳法 乗機『双円(そうえん)』 VS 『大蛇 勝美(おろち かつみ)』 大蛇流空手 乗機『F44-リベンジャーカスタム』 ッ ッ 正に…! メーンイベント…!! ッ ブラック少林とは! 敗戦により、不調を極めたが、 不死鳥のごとく復活を果たし、 決勝まで上り詰めた!! 根強いFANが多い選手だ!! ッ 大蛇 勝美とは! リザーバーからの参戦!! “空手を終わらせた女”の異名に、 相応しい実力を見せ、決勝まで上がってきた!! 優勝は勝美!そう言った風潮も強い!! ッ 観客達は口々にこう言う…! 「「優勝は大蛇勝美かな?」」「「ブラック少林だって強いぞ!!」」 「「オリーブガイナ脚が入れば…!!」」「「とは言え大蛇流空手相手だからな。」」 「「今日の少林は不可能を可能にする感あるぜ?」」「「確かに…!」」 勝美優勢…! そう思いつつも、 少林の爆発力も期待している!! 確実に言える事…! そ れ は ! 全ての試合の結末としてッ! 相 応 し い 試 合 に な る ッ ! ! そ れ だ け は 間 違 い な い だ ろ う ッ ! ! ッ 観客達の期待は…ッ! 膨(ふく)れ破裂せんばかりである…ッ!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌 亜種 『黒の伝説re write』 第 2 8 話 「 誰 も が こ の 瞬 間 を 待 ち 望 ん で い た … ! ! 」 原案・手拭 筆者・REO=カジワラ ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『医務室』 試合に敗れ治療を受ける者…。 その中の4人。 “代々と受け継がれる猛虎の魂” 『マスカラ・ティグレ』 “オレンジ色したマスク・ド・ニンジャ” 『ワックス・ワイズ』 “ファイティング・チンコー” 『珍騨群 孤闘(ちんだぐん ことう)』 “暴れ大関” 『鷹泰山(たかたいざん)』 そんな4人が…。 こう話す。 ワイズは痛みを訴える。 「ああ…キンタマが…!キンタマが痛ぇ…!!」 ティグレは同意する。 「俺も金的食らったが、コイツァ痛いってぇ訳よ。」 珍騨群は笑う。 「チーンコッコッコッコッコ。」 「チンコは大事だ、チンコッコッコ。」 鷹泰山が一言二言。 「顔面にすっごいの食らった、おめさが言う事じゃねぇだあ。」 「もっとも。オラも顔面にデッカイの食らっただぁが。」 “ノホホ極道一直線” 『北海 右権(ほっかい うごん)』 “花巻運輸にリフトはいらねぇ” 『三筒 平城(みつつ へいじょう)』 も、話に加わる。 右権。 「ノホホ、それよりも決勝だニヒル。」 三筒。 「出来れば、孫に勝ち上がって欲しかったがな。」 “鉄面皮” 『孫 秀炎(スン シウヤン)』も加わる。 「その分、大蛇を応援して欲シイ。」 “大蛇流のデンジャラスライオン” 『カロ籐 清登(かろとう きよと)』がこう言う。 「俺としちゃあ、角中に頑張って欲しいがな。」 “猪突猛進の突撃隊長” 『石風 刀剣(いしかぜ そーど)』が訂正する。 「『ブラック少林』スよ、カロ籐さん。」 “殺人野球の申し子” 『犬鳴 了(いぬなき りょう)』は、ブラドにこう言う。 「キヒヒ。おぬしとしても少林じゃあねぇだっちゃか?」 “禿鷲のブラド” 『ブラド・バラハ』が答える。 「ああ。貸しも出来たしな。」 “牙を剥いた噛ませ犬” 『チャートチャーイ・マウラー』は闘志を秘めながら。 「今度は俺が勝つぜ?ブラド。」 “ザ・ジェノサイド” 『壊撃(かいげき)のユージン』が、たしなめる。 「今は。決勝を…だろ?」 “キックボクシング界の超新星(スーパーノヴァ)” 『マーク・クーイン』は同調する。 「スーパー・ノヴァ・ファンタスティックな決着が待ってるぜ!!」 そして、カロ籐がこう言い放つ。 「何にせよ、集大成だな。なぁおい?」 「ぶつかり合った俺達の王者が決まるんだ…!!」 ユージンが同意する。 「そうよな。」 「良い事言うじゃん。」 「カロちゃん…ペ。」 各人…。 各々(おのおの)思うトコはあれど。 興味は優勝者は誰か?に向けられていた。 カロ籐が言うように集大成である。 最後に。 “イタリアの隻腕剣士(せきわん けんし)” 『バルドヴィーノ・テッラノーヴァ』が叫び声を挙げる!! 「『“注目の時”』『“注目の時”』『“注目の時”』じゃぁああああああああ!!」 その叫び声に皆、頷(うなず)いた…ッ!! ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『観客席・最後方』 共に己との決戦を欲する者を待つ身。 そんな2人である…。 “拳王”『李 白鳳(リー パイフォン)』 “エイグロン”『鷲鼻(わしばな)のバトゥロ』 そんな2人がこう語る。 白鳳。 「お互い。勝利を願う者は敗れたアルな。」 バトゥロ。 「どちらも僅差(きんさ)の勝敗だったがね。」 「残念に思う気持ちと…。」 白鳳。 「拳法家・少林殿と。」 バトゥロ。 「レディ・大蛇。」 白鳳。 「どちらが決勝勝ち得るか。」 バトゥロ。 「この眼(まなこ)にて、しかと…。」 白鳳・バトゥロ。 「 「 確かめたい…!! 」 」 そんな発言を知らずして。 観客席・最後方より更に高い場。 そう。VIPルーム。 そのVIPルームにて、観戦をするは…。 ・ ・ ・ ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『VIPルーム』 “ORGOGLIOイベントプロデューサー”『ルンバルト・タニヤマ』 “毎度ぉ!敏腕スカウトでゲスよ!!”『ダンチョ・タンチョ』 “慧眼(けいがん)”『空石 雪千代(そらいし ゆきちよ)』 この3人。 空石は興奮気味に。 「まばたき禁止の試合から、いよいよ決勝!」 「こいつは激燃えッスねぇー!!」 素の自分が出ている事に気付いていない。 タニヤマもまた。 「んあ~!もう始まる前からクライマックスですねぇ…!!」 ダンチョも。 「ウケーコッコッコッコウケェー!! 全てはこの時の為にあったでゲスよぉおおおおお!!!」 興奮を覚えている。 そ う 白鳳も、バトゥロも。 空石も、タニヤマも、ダンチョも。 皆、興味は一つであった。 このトーナメント。 制する者は誰か。 強い期待にて、 王者誕生を待ち望んでいた。 ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『控室』 1人であった。 1人残った。 この控室に居る者は勝ち残った者だけだ。 もう1人は違う場に居ると言う事か? だから今いるのは1人って言う訳だ! その者の名…!! “空手を終わらせた女”『大蛇 勝美』。 勝美はたった1人のこの空間で…。 眼を瞑(つむ)り。正座をし。 瞑想(めいそう)を自問する。 (毒砲(親父)がこう言っていたな。) 「実戦じゃなきゃ軽く見る。」 「実戦ですら油断する。」 「そこが、勝美、おめぇの…。」 「『 弱 点 』だ。」 (そしてこう言い放った。) 「おめぇには這い上がる事が肝要なんだ。」 「這い上がってみれば…。」 「何か…。見えるモノがあるハズだぜ?」 (…と。) (毒砲(親父)。) (準決勝の『孫 秀炎(スン シウヤン)』 との試合は正に『決闘』だったよ。) 勝美は思考を続ける。 (途中、大ダメージを負いッ…。) (敗北を覚悟した時ッ…。) (『這い上がってでも勝ちたい』と思った。) 更に続ける。 (そうして私は死に物狂いで闘いッ…。) (そして『勝った』ッ。) 勝美は、こう結論付ける。 (毒砲(親父)。) (毒砲(親父)の言った事…。) (少しは理解(わか)った気がするよ。) 勝美は立ち上がる。 「さあ決勝だッ。」 「相手は難敵『ブラック少林』ッ…!!」 だ が 「私は“空手を終わらせた女”ッ。」 「如何なる相手と試合(しあ)おうともッ…!!」 「全力で闘いッ!全力で勝ちを得るッ…!!」 勝美は歩む。 「行こうじゃあないか…ッ。」 「試合よ、その場。“闘技場”へと。」 「このトーナメントの優勝の座ッ…!!」 「必ず奪い取ってみせるッ!!」 そうして勝美は控室を後にした。 ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『女性用医務室』 この部屋に居る2人は…。 “真の護身を知らしめたい!!” 『ブラック少林(しょうりん)』 “本業がレイヤーで修斗ファイトは趣味” 『ジェーン☆乙姫(おつひめ)』 少林は乙姫にこう問う。 「傷は痛みますか?乙姫??」 乙姫は答える。 「かつみんの攻撃を食らったんだモノ。」 「痛いか痛くないかなら、やっぱり痛いな。」 「でも、今は、少林さん。貴方の事を想ってる。」 少林はその言葉を受け止め…。 「勝利を…願ってくれているのですか?」 と、問うと。 乙姫は。 「そう想うの変だなって思う?」 と逆に問う。 少林は己が愚かだなと思いつつ。 「愚問でしたね。」 と言う。 乙姫は続ける。 「打倒・かつみんを先に果たすの。」 「少林さんに、譲(ゆず)ってあげるわ。」 少林はその言葉を、しっかりと受け止め答える。 「譲られたからには…無碍(むげ)には出来ませんね。」 乙姫は更にこう言う。 「さっき言ってたでしょ。」 「頑張ります。」 「そして…“勝ちます”ッ!!って。」 少林は答える。 「ええ、もちろん。」 乙姫は問う。 「『双円』の視界は、修理出来そうなんだっけ?」 少林は状況を伝える。 「どうにか、間に合いそうです。」 乙姫は少し饒舌(じょうぜつ)に。 「かつみんの『F-44リベンジャー』。」 「『インターセプター』つけてないし、 『F-44 ODMC(ワンデイマッチカスタム)』って言ったトコかしら?」 「孫さんの一撃のダメージが腹部に残ってる。そこが狙い目かもね。」 少林はその言葉を続け…。 「攻撃を腹部に意識を向けさせ…。そして、必殺の…。」 乙姫は少林の言葉を更に続けて、こう言い放つ。 「『真・オリーブガイナ脚』…ッ!!」 少林はこう解釈する。 「大蛇さんを倒すには…。」 「それが一番有効な戦法になるでしょうね。」 乙姫はこう言う。 「頑張ってね、少林さん…!!」 少林は少し力強く。 「はい…!!」 と、答えた。 そして少林は立ち上がる。 「そろそろ時間です。」 乙姫は少林に告げる。 「言うべき事は言ったわ。」 「あとは勝利を願ってる。」 少林は、また少し力強く。 「では私は…。」 「“結果”にて願いに応えましょう…ッ。」 と、言い…。 少林は部屋を出た。 ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『闘技場』 「「しょおーりん!!しょおーりん!!」」 「「かーつーみー!!かーつーみー!!」」 決勝に勝ち上がった者への歓声が響き渡るッ!! 観客達は待ち切れないでいたッ!! 始まろうとしているッ!決勝がッ!! 「「おおおおおおおおおお お お お お お お お お ! ! ! 」 」 歓声が爆音に変わる!! 『双円』が入場するからだ!! それは黒い修斗(ロボット)であった…!! 機体の種別で言えばスピード寄りの“バランスタイプ”修斗…! ライダースーツをロボットにしたかのような造形…!! ロボットの上には黒い道着を着せている…!! そ れ は ! ブラック少林の持ち味である! 速度!即ちは速力(スピード)を活かす為!! 通常の装甲を取り払い軽量化に務め!! 道着のように見えるは! 超弾性金属を幾重にも編みこんだメッシュアーマー!! そうする事により大幅に機体重量を軽量化しながらも!! 防御力を維持することに成功している!! そ し て ! 機体の背中には!! 『 真 の 護 身 を 知 ら し め た い 』 と い う 一 文 が 書 か れ て い る ! ! ッ ッ 「「おおおおおおおおおお お お お お お お お お ! ! ! 」 」 また爆音が起こる!! 『F-44リベンジャー』…。 否(いいや)。 乙姫の言葉を借りるなら。 『F-44 ODMC(ワンデイマッチカスタム)』! そう。『F-44 ODMC』が姿を現したからだ!! ッ ッ F-44リベンジャー! 本来軍用機であり、 攻守一体武装『インターセプター』が、 特徴だが、今回はソレは無い。 その為『F-44 ODMC』となっている!! 高性能のDTS(ダイレクト・トレース・システム)機。 修斗の上位機体として、出場している。 性能は『やや盛りのバランス機』と言ったトコロだ! ッ ッ 「「しょおーりん!!しょおーりん!!」」 「「かーつーみー!!かーつーみー!!」」 沸き上がる歓声の中…ッ! 両機体、闘技場中央に向かい合うッ!! ッ 勝美ッ!! 「お互い。楽じゃなかったなッ…。」 「この場に勝ち上がってくるまでッ…。」 少林ッ!! 「どの対戦相手も…。難敵ばかりでしたね。」 勝美ッ!! 「だが、あと1勝ッ…!」 「私が勝たせてもらうぞ、コスプレ拳士くん♪」 少林ッ!! 「譲れませんね。こればかりは。」 「故に『真の護身を知らしめ』させて頂きましょう…ッ!!」 勝美ッ!! 「安い挑発には乗らない…か。」 「ま、最後に笑うのは私って事になるよう…。」 「全身全霊を傾けさせてもらうのは確かさッ…!!」 少林ッ!! 「全身全霊。それは私も同じ事…ッ!!」 「最早…ッ、言葉は…ッ。」 「 不 要 で す ね … ッ ! ! 」 勝美ッ!! 「 応 ッ … ! ! 」 ッ ッ そして、遂に!! ッ ッ ドォォオ オ オ オ オ オ ン ! ! 決勝の銅鑼(どら)が鳴り響いた!! ーーーーーー 戻る リンク集に戻る まとめに戻る ・・・続く。
https://w.atwiki.jp/handover/pages/14.html
Hiro needed to prepare a memorandum of the financial system design document and documents on related projects. By transferring these documents to successors at the time of a personnel change, the successor can know the background knowledge. However, although Hiro has technology but has low document capability, he is not good at writing sentences understood by third parties. How should he prepares documents that the successor can read and understand? Although it is important to create documents and transfer them to successors in personnel changes, these internal documents are rarely referred to. It is because the engineers communication skills are often not good. Also, developers themselves tend to postpone document creation. Fortunately in the internal system department, Hiro s colleague Joe is an outstanding person with writing skills. Ask for professional writer to create a documents. Hiro asked Joe through his boss Yoshiaki on technical documentation of financial system. As a result, an easy-to-read document on the financial system was completed and Hiro was able to take over the easy-to-read document to the successor Kei. However, it is difficult to play the role of a professional writer. If appropriate personnel do not exist, you should find and hire a technical writer from outside. Also, Hiro must make a review for the documents made by Joe whether the contents are correct. By this pattern, Review for the documents of handover and Spread of knowledge are automatically carried out. Also, understandable contents may be automatically executed.
https://w.atwiki.jp/satoschi/pages/2473.html
キノールト語 |Salishan languages| 言語類型 消滅言語 使用文字 type extinct language writing system ISO 639-3 【qun】 言語名別称 alternate names 方言名 dialect names Lower Chehalis 参考文献 references WEB ISO 639-3 Registration Authority - SIL International the LINGUIST List Ethnologue
https://w.atwiki.jp/pcmbeta/pages/18.html
小技の情報リンクやっぱり Sun がスキ! @ Sunブログ Astec-Xからリモート接続を可能にするrexecサービス起動 # svcadm enable rexec ネタ元 FAQ @ Astec-X Java Web Console(ZFS管理画面)へのリモート接続を可能にする有効化 # svccfg -s svc /system/webconsole setprop options/tcp_listen = true 再起動 # smcwebserver restart Webブラウザからアクセス: https //ホスト名 6789/ ネタ元 システム管理マニュアル @ docs.sun Java Web Console(ZFS管理画面)のセッションタイムアウト値をデフォルト値(15分)から変更する設定値=24時間(1440分) # wcadmin add -p -a console session.timeout.value=1440 ネタ元 システム管理マニュアル @ docs.sun iSCSI target 使用時の注意点Java Web ConsoleではiSCSI関係の設定ができないため、別途コマンドラインから設定が必要設定例 # zfs set shareiscsi=on tank/iscsi-vol 確認例 # iscsitadm list target -v iSCSI設定後は、Java Web Consoleから容量拡張等の操作をするだけで良く、iSCSIコマンドを叩く必要はほとんどない ESXi(iSCSIイニシエーター)からの書き込みでボリューム容量オーバーを起こしてしまうと、Solaris(iSCSIターゲット)側で容量拡張してもESXi側ではボリュームの追加容量を認識できない(ESXiとSolarisの両方を再起動したら認識できるようになった) iSCSIターゲットドライバのログファイル通常は/var/adm/messagesを見れば良いが、トラブル対応に詰まったときは、/var/svc/log/system-iscsitgt default.log でヒントが得られるかもしれない システムのデフォルトLOCALEをUTF-8に設定する/etc/default/init の中にある LANG=ja を LANG=ja_JP.UTF-8 に変える Solaris10にバンドルされているSambaを有効化しSWATを起動するsambaサービス有効化: svcadm enable samba winsサービス有効化: svcadm enable wins winbindサービス有効化: svcadm enable winbind swatサービス有効化: svcadm enable swat Webブラウザからアクセス: http //ホスト名 901/ SPARC機のEther PortでローカルMACアドレスを有効にするQaad Ether Cardなど、デフォルトではホストMACアドレスが全ポート同一に振られている 冗長構成などではポートユニークなMACアドレスを利用する必要がある 以下の方法でローカルMACアドレスを有効にすると、ポートユニークで使うことができる方法1 Open BootのOKプロンプトからPROM環境変数設定ok setenv local-mac-address? true 方法2 solarisのコマンドラインからPROM環境変数設定# /usr/sbin/eeprom local-mac-address?=true NTPクライアント設定/etc/inet下にntp.clientというテンプレがあるので、それからコピーし、NTPサーバ名を書き換えてntp.confを作り、svcadm enable network/ntp で有効化させ、ntpq -p で状態を確認するマニュアル システムの時刻関連サービス @ Sun server NTPサーバ名 driftfile /var/ntp/ntp.drift 省電力設定/etc/power.confファイルで設定し、pmconfigコマンドで反映させる システムの動的電力制御は、 autopm enable で有効になる 一定時間後にディスプレイやハードディスクなどの電源を自動offしたい場合は system-threshold 900s などと書けばまとめてやってくれる 詳しくは power.confマニュアル(日本語) @ Sun、pmconfigマニュアル(日本語) @ Sun を参照 セキュリティリスク承知でホスト間r系コマンドを可能にするr系コマンドは、通信内容を暗号化しないので、ssh系コマンドより軽く速い 信頼できる相手先ホスト名を書いた/etc/hosts.equivファイルを作れば、一般ユーザーのrlogin・rsh・rcpなどをパスワード入力不要で使えるようになる rootもできるようにしたい場合は、相手先ホスト名を書いた/.rhostsファイルも作る /usr/hostsディレクトリを作り、以下のようなシンボリックリンクを張ってから、コマンド検索PATHに/usr/hostsを追加しておくと、ホスト名を入力するだけでrloginできるようになる # hostname magma # cd /usr; mkdir hosts; cd hosts # ln -s ../bin/rlogin hawk # ls -l 合計 1 lrwxrwxrwx 1 root root 13 10月 24日 11 23 hawk - ../bin/rlogin # PATH=${PATH} /usr/hosts; export PATH # hawk Last login Sat Oct 24 06 51 34 from beef.lettuce.ca Sun Microsystems Inc. SunOS 5.10 Generic January 2005 # hostname hawk # exit hawk への接続を切断しました。 # hostname magma インテルNICドライバーの設定確認例 # ndd -get /dev/e1000g0 \? ? (read only) autoneg_cap (read only) pause_cap (read only) asym_pause_cap (read only) 1000fdx_cap (read only) 1000hdx_cap (read only) 100T4_cap (read only) 100fdx_cap (read only) 100hdx_cap (read only) 10fdx_cap (read only) 10hdx_cap (read only) adv_autoneg_cap (read and write) adv_pause_cap (read only) adv_asym_pause_cap (read only) adv_1000fdx_cap (read and write) adv_1000hdx_cap (read only) adv_100T4_cap (read only) adv_100fdx_cap (read and write) adv_100hdx_cap (read and write) adv_10fdx_cap (read and write) adv_10hdx_cap (read and write) lp_autoneg_cap (read only) lp_pause_cap (read only) lp_asym_pause_cap (read only) lp_1000fdx_cap (read only) lp_1000hdx_cap (read only) lp_100T4_cap (read only) lp_100fdx_cap (read only) lp_100hdx_cap (read only) lp_10fdx_cap (read only) lp_10hdx_cap (read only) force_speed_duplex (read and write) link_status (read only) link_speed (read only) link_duplex (read only) link_autoneg (read only) tx_bcopy_threshold (read and write) tx_interrupt_enable (read and write) tx_intr_delay (read and write) tx_intr_abs_delay (read and write) rx_bcopy_threshold (read and write) max_num_rcv_packets (read and write) rx_intr_delay (read and write) rx_intr_abs_delay (read and write) # ndd -get /dev/e1000g0 link_speed 1000 #
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/299.html
○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『VIPルーム』 「オゥーウケケメケ!コイツはやってらんねぇでゲスよォ!!」 そう言って、VIPルームに入って来たのは、 “毎度ぉ!敏腕スカウトでゲスよ!!” 『ダンチョ・タンチョ』である。 男性。白髪デカ鼻片メガネの国籍不明の52歳。 表社会から裏社会まで通じており、 ORGOGLIOのスカウト陣の屋台骨である。 一発ドカンとデカイ当たりの選手を発掘する事があり、 その功績を見れば、優秀と言えるタニヤマ氏であるが、 低調な時は残念な選手を連発すると言う欠点がある為、 打率高く良い選手を発掘する、この『ダンチョ・タンチョ』が、 大きな力になっていると言う訳だ。 そのダンチョ。 彼がスカウトした“暴れ大関”『鷹泰山(たかたいざん)』が、 一撃で持って敗れた事に、怒り心頭の面持ちで、VIPルームに、 入って来たのが今と言う訳である。 「ゲピィー!ミスター・タニヤマ!!」 「(ダン・ブライ)社長推薦の選手が3人もトーナメントに 出場しているなんて、聞いてないないないこちゃーんでゲスよ!!」 「鷹泰山はもっとビッグになれる選手でゲス!!」 「あんな一撃で終わって良い選手じゃあ、 ないんでゲスよぉぉぁぁおおおおおおおお!!!」 タニヤマはダンチョを宥(なだ)める。 「まぁまぁ、ダンチョ氏。」 「ここは一つ、森永ココアでも飲んで、落ち着きなさい。」 「好きでしょう?森永ココア??」 ダンチョは喜ぶ。 「ウケック!そうそう、ワシ、森永ココアが大好きなんでゲスよ。」 「そもそも好きになったキッカケは、漫画キン肉マンでキン肉マンが森永ココアを…。」 「って、飲んどる場合かァアアアアアアアアアアアアアーーーーーッッ!!!」 タニヤマは困る。 「君、ちょっと情緒不安定じゃあないかい?」 「一心不乱に森永ココアとキン肉マンについて 語り始めたかと思えば、急にその行動を否定しながら雄叫ぶとは…。」 部下の空石もこう言う。 「ダンチョさん。そんなに興奮しないで下さい。」 「いくら個室のVIPルームとは言え、マナーってモンがありますよ。」 ダンチョは止まらない。 「キィキィーン!ワシはだね!!」 「ワシが精魂込めて連れて来た選手が、噛ませ犬になっているのが我慢ならない、 堪忍袋の緒が切れるってぇ言ってるんでゲスよぉぉおおおおおおおおおおおお!!!」 「ちょっと一覧で語るでゲスよ!!」 〇これがワシが見つけて来た選手でゲスよぉぉおおおおおおおお!! 第二試合 『カロ籐 清登(かろとう きよと)(大蛇(おろち)流空手)』 曰く“大蛇流のデンジャラスライオン”。 実は暗黒街時代の頃から注目してたでゲス!コイツは逸材だと!! 今回のトーナメント、大蛇流に出場打診をし、誰が出るかと思ったら、 何と何とカロ籐が出ると返事!ワシは心血注いでサポートをしてきたモンでゲスよ!! でも社長推薦のプロレスラー、 『ユージン・ロジャース』に敗れる。 ユージン強過ぎ!?ワシ悲しいぃぃいいいいい!!? 第三試合 『チャートチャーイ・マウラー(ボクシング)』 曰く“牙を剥いた噛ませ犬”。 噛ませ犬時代から、コイツには光るモノがあると、 思ってたゲス!才能に溢れたボクサーだとゲス!! タニヤマ氏がスカウトしたルチャドール 『マスカラ・ティグレ』相手にKO勝ち! 流石、ワシが目を付けた選手!強い!! 第五試合 『ワックス・ワイズ(ニンジャレスリング)』 曰く“オレンジ色したマスク・ド・ニンジャ”。 無効試合目的だったので、極秘だが裏社会との関りがあるとされる、 この男をスカウト。そう言う試合が出来る選手と知っての事でゲス。 だがタニヤマ氏がスカウトした『犬鳴 了(いぬなき りょう)』に、 事実上のボロ負け…!! ワシ、悔しい!ビェエエーン!! 第六試合 『石風 刀剣(いしかぜ そーど)(総合格闘技)』 曰く“猪突猛進の突撃隊長”。 まだまだ荒削りだが、爆発力のある選手。 必勝を期待したゲスが、タニヤマ氏お気に入りの 『ジェーン☆乙姫(おつひめ)』に2撃で沈んだでゲス…!! ワシ、口あんぐり!?ウワァァアアアーーーーン!!? 第七試合 『鷹泰山(たかたいざん)(相撲)』 曰く“暴れ大関”。 差別を超越した実力を持つガチ大関!! ORGOGLIO参戦以降、これまでの試合で、 無敗を誇る強者(つわもの)でゲス!! でも社長推薦の選手『孫 秀炎(スン シウヤン)』に ワンパンKO!ウソォー!!? ワシ、涙ちょちょ切れ!?ヒミャァァアアアーーーン!!? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ダンチョは息を荒げる。 「ハァ…ハァハァ…。」 「ワシの選手1勝4敗でゲスよぉぉおおおおおお!!」 タニヤマ。 「私が見つけた選手だって、 マーク・クーイン、マスカラ・ティグレ、 珍騨群 孤闘(ちんだぐん ことう)と、 敗れてますよ。ダンチョ氏だけの事じゃあありません。」 ダンチョ! 「でも『犬鳴 了』『ジェーン☆乙姫』と勝ってるじゃあないでゲスかァー!!」 タニヤマ。 「いや、犬鳴くんは無効試合d…。」 ダンチョ! 「でも勝ちみたいなモンでゲしょう!!?」 タニヤマ。 「まぁ、過去の事は忘れましょうよ。」 「そう言えば、次の試合の選手。」 「“ノホホ極道一直線”『北海 右権(ほっかい うごん)』くん。」 「強いらしいですねぇ~。」 ダンチョは薄ら笑みを浮かべながら。 「ゲヘ…♪ゲヘゲヘ♪♪ コイツァゲスねぇ、ミスター・タニヤマ…。」 「“強い”でゲスよぉぉおおおおおおおお!!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌 亜種 『黒の伝説re write』 第 9 話 「 南 辰 館 の 猛 者 」 原案・手拭 筆者・REO=カジワラ ノホホ!オヨは『北海 右権(ほっかい うごん)』なのよねぇー!! 『南辰館空手(なんしんかん からて)』をやっていたけど、 諸々の理由で、流派は『素手喧嘩(ステゴロ)』となってるのねぇー!! ノホ?諸々って何かってニヒル?? 良いのよねぇ!1から話すのよねぇー!! オヨは捨て子だったのよね。 25年前、北海道は網走(あばしり)の 寂しい場所に、ポツンと捨てられた赤ん坊。 それがオヨだったのね。 そんな寂しいオヨを拾ってくれたのが、 パパンの『北海 権左(ほっかい ごんざ)』。 ヤクザやってて『隻腕(せきわん)の大任侠』 と呼ばれる、網走にこの人在りと言われる、 すんごい任侠なのよねぇぇえええーーっ。 そんなパパンを背中を見て育ったオヨは、 将来、義理と人情に溢(あふ)れた大任侠なる事を、 夢見たのよ、ニヒル♪ でも、パパンはこう言ったのよねぇ。 「ヘイ!右権!!」 「パパンにはな、ドリームがあったのねん!!」 「それは『南辰館空手』の『王者(チャンプ)』になる事ね。 でも事故で片腕を失い、その夢を叶えられなかったのねん。」 「だから、右権!YOUには!! 『南辰館空手』の『王者(チャンプ)』になって欲しいのねん!!」 オヨはパパンの夢に対し、全身で持って受け止め! そして、こう言ったのよねぇ!! 「解ったのよねぇ、パパン!!」 「オヨ、空手チャンプになるのねぇ!!」 そうして、オヨは、南辰館空手を始めたのよねぇ。 ヤクザの息子と知られたら、入門出来ないと思ったパパンは、 関東の知り合いにオヨを預け、その土地の道場に入門させたのよニヒル。 大好きなパパンと離れるのは辛かったけど、これもパパンの為…!! 勇気一杯夢一杯!これぞ男の生きる道!! オヨは稽古に稽古を重ねて、18の時!! 遂に空手チャンプになったのよねぇー!! 南辰館全日本選手権重量級の王者。それがオヨなのよね。 南辰館館長の『松 泰達(まつ やすたつ)』館長がこう言ったのねぇ。 「強いねぇ~、チミィ。」 「だが南辰館は、日本よりもむしろ海外に主眼を置き、 アメリカ各地やヨーロッパに支部が多く点在する。」 「真の猛者が集う世界大会に向け鍛錬を重ねなさい。」 「期待しているよぉ~。」 オヨは力強く答える。 「押ッ忍(オッス)!!なのよねぇーっ!!!」 諸々の事を終え、 オヨは長年連絡を断っていた、 パパンに連絡をしたのよねぇ。 でも…。そこに出たのは…。 「ヒポポポポポポヒッポヒッポ!!」 「オメェ、息子の右権だなあ?」 オヨは問う! 「だ・誰なのね!!」 その男が答える!! 「俺は火津歩利斗(ヒッポリト)組の火津歩(ヒッポ)組長だァ!!」 「たった今、北海権左を殺して、俺が網走のNo.1になったってぇ訳よ!!」 「ヒポポポポポポ!!権左の奴、最後にオメェの名前を呼んでたぜぇ!!」 「泣けるねぇ!親子愛だねぇ!!ヒポポポポポポヒッポヒッポ!!!」 オヨは脳ミソを煮え滾(たぎ)らせながら、こう言い放った!! 「 パ パ ン の 仇 な の よ ね ぇ ー ! ! 」 「 網 走 の 土 に し て や る の ニ ヒ ル ! ! 」 オヨは網走に帰り、 火津歩利斗(ヒッポリト)組を 壊滅させたのココロ。 こうしたトコロで、パパンは帰って来ない。 でも、オヨはパパンを殺されて、 それを見てみぬフリをして生きるなんて、 まっぴらだったし、そうする事によって、 パパンへのせめてモノ“はなむけ”になるニヒル。 だから、オヨは火津歩利斗(ヒッポリト)組を壊滅させた。 火津歩(ヒッポ)組長の顔を、人かどうかすら、 判別出来ない位ボコボコにして殺したのココロよ。 そうしてオヨは、少年院に入れられた。 犯罪者のオヨは、もう南辰館空手を続けられない。 それでも空手だけは続けた。 それがパパンとの絆だと信じて。 そんなこんなで、25の時。 オヨはORGOGLIO(オルゴーリョ)のスカウト、 ダンチョ・タンチョに出会ったのニヒル。 ダンチョはオヨを、 高級レストランに招待したのねぇ。 そして、こう言ったのね。 「ミスター・右権。」 「君の体つきを見れば解るでゲスよ。」 「2mを超えるその体に蓄えられた脂肪は、 あらゆる打撃を吸収し、ノーネックと思わしき首は、 顎への一撃を防ぐだろうでゲスねぇ。」 「空手を…。自己流で研鑽(けんさん)し続けたんでゲスね。」 オヨ。 「オヨには空手しかないのよね。」 「そして空手はパパンとの絆…。」 「これだけは辞められないのよねぇ。」 ダンチョ。 「ミスター・右権!」 「ORGOGLIOトーナメントに、 出場してみる気は無いでゲスか??」 オヨ。 「オヨ、修斗持ってないのよね。」 ダンチョ。 「問題無いでゲス!ORGOGLIOが用意するでゲス!!」 オヨ。 「でも、オヨ、前科持ちでニヒル。 南辰館の看板に泥を塗ったようなモンでココロ。」 ダンチョ。 「無論、南辰館空手の通り名は使えないでゲスが…。 そこはほら。『ノホホ極道一直線』『流派・素手喧嘩(ステゴロ)』とでもするでゲス。」 「ワシはそう言う、 スレスレなトコをスカウトする性質(たち)でゲしてね。 大きな問題は起こらないでゲスよ♪」 オヨ。 「そ…そこまでしてくれるのココロか…?」 ダンチョ。 「モチのロンでゲスよ♪」 「ワシはミスター・右権。」 「君に惚れんでいるのでゲス♪♪」 オヨは…。 湧き上がる歓喜を押さえられなかったのよね…!! 少年院出。厳しい世間の目。 稽古相手すらままならない独錬の日々。 それでも捨てられない空手。 パパンへの…『愛』ッ!! その全てが、このトーナメントに出れば叶う!! オヨはッ!! トーナメントで王者(チャンプ)になるッ!! 「ダンチョさん!オヨ、出るのよね!!」 「ORGOGLIOトーナメントに、出るのよね!!」 そうして、オヨはトーナメントに出る事になった!! 途絶えた夢の続きを見る為に…ッ!! ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『VIPルーム』 空石は驚く。 「ひゃあ~!ヤクザの組を壊滅ッスかぁ~!!」 「半端ねぇ…あ、いや、半端無いですね、 『北海 右権(ほっかい うごん)』…ッ!」 ダンチョ。 「ゲスよゲスよ♪右権は強いんでゲスよ♪♪」 「まあもっとも、 ミスター『三筒 平城(みつつ へいじょう)』も、 かなりのモンでゲスがね。」 「そうでゲしょう?ミスター・タニヤマ??」 タニヤマ。 「『南辰館空手』の黒帯を持っていて、伝手がある私にと言えど、 『松 泰達(まつ やすたつ)』館長、直々に、 『三筒くん』の出場を要請してくるとは思いませんでした。」 「南辰館全日本選手権無差別級、上位常連。 “花巻運輸にリフトはいらねぇ”『三筒 平城』。」 「鮫のような目をした、167cm78kgと言う小柄な男。」 「上位常連と言えど、一度も決勝進出した事が無い戦歴。」 と は 言 え 「三筒を知る者は、皆、口をそろえて三筒の実力を認めます。」 「モチロン、私もその一人です。」 「三筒 平城…。一言で語れる漢(おとこ)じゃあありません。」 ダンチョ。 「ウッキョッキョッキョ! ワシも前々から三筒は良いなと思ってたんでゲスよ!!」 そして二人は、三筒の事を語り始めた。 ○一ヶ月前 日本 “岩手”『花巻運輸』 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 花巻運輸の社員が二人がかりで運ぶ袋。 一袋70kgである。 それを…。 ド ズ ン ! 三筒の背中に乗せる。 これで8個目だ。 総重量『560kg』。 半トンを超える。 そんな超重量を…。 「………ッ。」 苦もせず。 ト…。 歩む。 無論、袋を落とさずに。 その豪力もさる事ながら…。 何と言う体幹の強さ。 この漢。 バランスも良い。 そして…。 トラックまで移動。 「運べ。」 社員達が、袋を下ろし運び出す。 その間も…。 「………ッ。」 微動だにしない。 筋持久力も半端無し。 そして。 最後の一個。 「うし!終わりッス、三筒さん!!」 三筒。 「そうか。」 袋を運び終えた。 社員の一人が自慢げにこう言う。 「花巻運輸に(フォーク)リフトはいらねぇな。」 「三筒さんが居るからなあ。マジ、スッゲェ!!」 そう言われる三筒は。 「フゥ…。」 武骨に腕で額の汗を拭っていた。 三筒 平城(みつつ へいじょう)。 彼はかつてこう言った事がある。 「闘いは理由があって、初めて“リアル”になる。」 「リアルじゃない闘いは…。闘いとは言えない。」 また、こうとも言った。 「試合において、 闘っている者が考える事は “勝つ事”ではないと考えている。」 ー 一番効果的な技を。 ー 一番効果的な距離で。 ー 一番効果的なタイミングにて…。 一番速いスピードで刺す!! 無 論 ! ー 一瞬一瞬を…。 全 力 で ! ! ! そ の 中 で は ! ー 勝とうとする意欲すらが…ッ!! ッ ッ 『 邪 念 ッッッ !!!! 』 ストイックな…。 それで居てリアルな。 その思考。 さながら“求道者”。 求道。 それが三筒 平城が、 求めるモノなのか? 恐らくは…否(ちがう)。 三筒だから。 三筒 平城だから。 そ う だ 三筒 平城だから…。 そうなのである。 その三筒が。 ORGOGLIO(オルゴーリョ)トーナメントに出る。 要請をしたのは、かの、 南辰館館長の『松 泰達(まつ やすたつ)』 であった。 松 泰達は、こう言う。 「チミを呼んだのは他でも無い。」 「ORGOGLIOトーナメントに出て欲しい。」 「このトーナメントに、かつて、 南辰館全日本選手権重量級の王者となった、 『北海 右権(ほっかい うごん)』が出る事になってね。」 「経歴は隠すようだが、王者となった男が、 他の有象無象に負けるのは困るからねぇ。」 「そこでチミだよ、三筒くん。」 松は太くもこう言った。 「チミが右権に勝てばなんら問題が無い。」 「南辰館強しと言う事だよ。」 「そしてチミが負けたとしても、 あくまで上位の常連。 王者じゃないからね。」 「南辰館の名に傷はつかない。」 「もっとも。チミが負けるとは思えんがね。」 「どうかね、三筒くん?出るかね…??」 三筒は…。 ただ一言こう返した。 「 押 忍 ッ ! ! ! 」 こうして、三筒 平城の、 トーナメント出場が決まった!! ○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『VIPルーム』 空石は感嘆した。 「あの『松 泰達館長』、直々の刺客とは…!」 「それに、半トンを運ぶ筋力。闘いに対する姿勢。」 「どれも、ハンパ無(ね)。いや、凄いモノがありますね。」 ダンチョは興奮しながらこう言う。 「そうでゲしょう♪そうでゲしょう♪♪」 「スカウトしたミスター・右権を応援するのが筋でゲスし、 最終的に勝って欲しいのはミスター・右権なんでゲスが…。」 「こ・これは1格闘ファンとして、純粋に見守りたいのゲスよ、くぅ~!!」 タニヤマも息を荒げる。 「解ります。ええ、解りますよ、ダンチョ氏。」 「私も…。興奮してきました。ハァ…ハァ…ハァハァ!!」 そして空石が気付く。 「あ!入場して来ましたよ!!」 3人は闘技場に注目した。 ○日本 人工島 “ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『闘技場』 「「オォ…オオオ オ オ オ オ ! ! 」 」 互いと互いが…! 相対する方向より…!! 2機の修斗が入場する!! その様に観客達は歓声を挙げるゥッ!! 1機の修斗は『キラー・ザ・ビッグ』!! 『北海 右権』が搭乗する機体!! 大型のパワータイプの修斗であるッ!! もう1機は『花巻修斗(はなまきしゅうと)』。 『三筒 平城』が搭乗する修斗。勤め先のPRも兼ねた名称。 小型のスピードタイプの修斗だッ!! ト…。 ト…。 ト…。 両機接近し…。 右権が話しかける。 「ノホホ!オヨ、知ってるのよね!!」 「三筒 平城!とってもてもても強いって事をね!!」 「全身全霊を持って倒すのココロッ!!」 三筒が返答する。 「こちらも…。そのつもりです。」 程 な く ! ドォォオ オ オ オ オ オ ン ! ! 闘いの銅鑼(どら)が鳴り響いた!! ーーーーーー 戻る リンク集に戻る まとめに戻る ・・・続く。